このページでは、吉野農園が作る、フルーツトマトの出来るまでを少しずつですが、画像を含め、お話していきたいと思います。
毎年、毎年。
一日、一日。
一個、一個。
個性のある、美味しいトマトです。ひとまず、これまで私たちが行ってきた、フルーツトマトの栽培風景をお楽しみください。
社員一同
7月。苗の準備。
閉鎖型の育苗装置で苗を育てます。
小さな植物工場みたいな感じです。
温度、光、二酸化炭素、給液などを計算しながら与えます。
良い苗を作ることがフルーツトマト栽培にとって重要なのです。
7月。苗の状態です。
発芽して本葉が展開してきました。
とてもかわいい苗です。
苗の定植。
育苗装置から出した苗をハウス内に定植します。
まだ暑い時期なので苗が順調に育ってくれるかいつも気をつかいます。
定植後の苗の様子です。
これからぐんぐん大きくなります。
この時期のハウスの中は40度近くにまで上がることがあります。
温度を下げるため遮光カーテンを閉めて光を遮ります。
9月。開花!!
1段目の花が咲きました。
だいたい定植してから1ヶ月後くらい。
暑い時期なので実がきちんとついてくれるように祈る気持ちです。
10月。収穫!!
1段目の果実の収穫です。糖度は5~6度です。
まだフルーツトマトではないですが大きくておいしいトマトです。
11月。
トマトに水分ストレス(水をあまり与えない)をかけていき、トマトの糖度を上げていきます。
この時期の管理はとても難しく、失敗すると「尻くされ」と呼ばれる先端が真っ黒なトマトになってしまいます。
とっても気を遣う時期です。
糖度は6~7度ぐらいになり、おいしくなってきます。
12月。
水分ストレスにより、トマトの樹が締まってきてトマトの実も小さくなってきます。
濃縮されている証拠です。
糖度は7~8ぐらいでとってもおいしくなります。
フルーツトマトになってきました。
1月。
糖度は8以上になりフルーツトマトの出荷が始まりました。
糖度を上げすぎると実が小さくなるのでトマトを良く観察しながら水分ストレスを調整します。
これがとっても難しいのです。
2月。
外はまだ寒いのですが日射量が徐々に増えていきます。
2月のフルーツトマトとってもおいしいです。
糖度は9度ぐらいです。
3月。
糖度は9度くらいで安定してきました。
6月いっぱいまで収穫して栽培は終了です。